畑 龍徳の 新アトリエ | ホームページ 一新 | 初ブログ
昨年、12年いた北青山から、原宿の閑静な住宅地の中にある
マンションの一室にアトリエを移転しました。
アトリエの窓からは 直近のおおきな空き地の向こうに
古いビルのやわらかな風景が広がり、
透光性のスクリーンを下ろすと 室内が
光の繭(まゆ) のようになります。
今回のアトリエは コンパクトな空間ですが、
それを あえて
「空白」 を意識しながらデザインしました。
限定された空間の 「空白」 ―― というと、
お茶室を連想される方がいらっしゃるかもしれませんね …
空間が限定されていると かえっておもしろい面があります。
まずは、インテリア全体の 「視覚的な面での刺激レベル」 を
おさえたい、と思いました …
引っ越しのときに不要なモノの見きわめを徹底したとはいえ、
最小限に残したモノの量はやはりかなりのもので、
そうしたモノたちの 「効率のよい配置」 とせめぎあいをしながら …
デザインした真っ白な資料棚の一部に、
あえて 〈空き〉 をつくったり、
置かれるものを 〈透明感〉 や 〈ゆらぎ〉 のある
オブジェやアートなどに限定したり ――
こうして 「背景としての空間」 の感覚的強度を
意識的にコントロールしていきました。
ところで、2003年にはじめてアトリエのホームページを作ってから
長いことそのままにしてあったのですが、原宿に移ったのを機に、
このたびホームページを全面的にリニューアルしました。
ホームページのデザインは私が自分でやりました。
デザインの過程で、アトリエのパートナーの金子清美さんから
アドバイスをうけました。
信頼できる感覚をもった他者のアドバイスはありがたいものです。
プログラミングは、友人の池麻耶さんが紹介してくれた
Webデザイナーの鈴木和夫さんが引きうけてくれました。
鈴木さんはすがすがしい感覚をもったデザイナー、という印象で、
鈴木さんと協働すれば なにか新しい世界にふみだせるかな ――
と、可能性にかけました。
池さんと鈴木さんに感謝の気持を表したいと思います。
鈴木さんの website → http://ks-web-design.main.jp/
池さんの C- talk Club → http://www.maja-ctc.com/
2012年9月19日